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世の中そんなに甘くない

「〜オレ」といえばなんでしょうか。

風呂上がりに飲んだりする乳飲料ですね。

 

  カフェオレ。

  イチゴオレ。

  バナナオレ。

  メロンオレ。

 

などが思い浮かびます。

私も好きな飲み物群です。

 

 

そんな「オレ系飲料」でも一際異彩を放っているものがあります。

 

 

それは・・・フルーツオレ!

 

 

飲んだことあるでしょうか?

定番のカフェオレやイチゴオレとは違い、少々マニアックな存在です。

 

イチゴオレやバナナオレと違い、飲むとややすっぱく感じます。

 

そんなフルーツオレを見かけるとつい買って試したくなるのです。

「飲みたくなる」というより「試したくなる」。

 

何を試すかですって?

 

そりゃ味です。

 

 

フルーツオレの味を思い出せますでしょうか。

飲んだことのある方なら容易いでしょう。

 

ではフルーツオレの味を想像したあと、実際にフルーツオレを飲んでみてください。

 

・・どうでしょう。

 

 

「ちょっと、すっぺぇな」

 

 

という感想が漏れますね。

 

 

「思ってたより酸っぱい。」

「こんな味だったかな」

 

このような感想をフルーツオレを飲むたびにもちます。

滅多に飲まないせいかもしれませんが。

記憶している味、すなわち期待している味と実際の味が一致しません。

 

 

フルーツオレだけ甘さ控えめとでもいうのだろうか??

他のオレがかなり甘いとも言えます。

「〜オレ」を好きな人は甘い味を期待しているのではないでしょうか。

なのでフルーツオレにも甘さを求めてしまう。

そこで「あれ?」「こんなはずでは」と思ったりして、「やっぱりイチゴオレにしとけばよかった」などと思うのです。

 

 

どうしてフルーツオレだけどうしてあんなにすっぱいのか?

謎です。

 

 

私が思うに「フルーツ」が鍵を握っています。

フルーツというのは果物のことです。

フルーツオレのフルーツとは色々な果物をミックスしてるよ、ミックスしたような味だよという意味で使っていると思われます。

様々な果物が混ざっているので、フルーツと表現しているのでしょう。

 

 つまり、フルーツオレはミックスジュースに近いのです。

 そのミックスジュースに牛乳を入れたら「フルーツオレ」の出来上がりです。

 

 

ではなぜフルーツオレは酸っぱいのか・・・

 

 それは果物だからです。

 フルーツだからです。

 

 フルーツ感や果物感を出すためには酸っぱい必要があるのです。

 

りんごジュースやオレンジジュースなどの特定の果物だけを使ったジュースには果汁が少ないもの、全く入っていないものもあります。

一般に、果汁が多いほど酸っぱいと思われます。

 

果物は基本酸っぱいものなのです。

酸味があるから果物なのです。フルーツなのです。

 

すごーく甘いフルーツなど滅多にありません。あったとしても手の届かない国産の高級品だったりします。

一般庶民が普段食べるような果物は甘みがあったとしても酸味が避けられません。

そもそも食べない可能性すらあります。

 

 

したがって、フルーツの持つイメージ!それを味で表現すれとなれば必然的に「すっぱい味」となるのです。

 

これがフルーツオレがすっぱい理由です。(適当)

 

 

ではその他のオレはどうして甘いのか。

それは、そのフルーツがもっている甘さのイメージが優先されるからです。

イチゴなら甘い、メロンも甘い、バナナも甘い・・・

 

ですからそれに牛乳を加えたとしても甘いわけです。納得です。

 

一方、フルーツ牛乳は特定の果物を使っているわけではないので、「果物」だったり「フルーツ」というイメージが持つ味を表現せざるをえないわけです。

フルーツといえば、みかんだったりオレンジがまず頭に浮かびますねぇ。

そのあたりも影響しているかもなぁ。

 

 

コーヒー牛乳やイチゴ牛乳とともにフルーツ牛乳を置いておくというのは、フルーツファンのみならず非甘党さんにもありがたいことですね。

 

そしていまもなおフルーツオレは一部の人に愛され続けているのです。(たぶん)

ミルメークにフルーツ味があったら喜ぶ人もいるのではないでしょうか。(たぶん)

 

 

ジュース感を出したければ甘く、フルーツ感を出したければ酸っぱい味にすればいいのかもしれません。

 

消費者の期待する味。

 

それはただ「美味しい」というだけなのではないのかもしれませんねぇ。